終活は必要ない?デメリットなんてあるの?
終活アドバイザーのにしあねです。
終活に積極的に取り組み良かれと思っていたことが実は家族や親族を困らせてしまった(涙)
終活にもデメリットはあります。家族のため親族のためと思っていても気持ちがすれ違い結果、家族を悲しませたり怒らせてしまうことがあります。
今回はそんな終活のデメリットやトラブルを紹介します!
- 終活のデメリットがわかるので終活をする上で注意するポイントがわかる!
- 終活のポイントがわかれば後悔のない終活ができます。
終活をする上で大切なことをまとめました。ぜひ参考にしてください。
終活は必要ない?終活のデメリットを紹介!
終活は必要ないのか?終活アドバイザーがデメリットをまとめました。
終活のデメリット
終活にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
家族との気持ちのすれ違い
家族との気持ちのすれ違いでよくあるのがお墓の問題。親は子供に負担をかけたくないと思い相談なく墓じまいやお墓の引越をしたら実は子供はそんなことは望んでいなかった!などはよくある話。
駅が近くて掃除も必要ない簡単便利な環境を選んだけど「毎年遠方にお墓参りへ行くのが実は楽しみだった」「お墓の掃除は心が清められる気持ちがするから負担に感じていなかった」「日本の文化を孫に伝える良い環境だった」そんな風に後から言われてしまうケースもあります。
お墓選びは遺族が故人を偲ぶ大切な場所です。
お墓選びは終活する自分の意見よりも残された家族や親族がどう感じるかが大切です。
また親族間で共有している場合も慎重でなくてはいけません。配偶者も一緒にお墓に入って良いのか?などは事前に相談した方が後でトラブルになりません。
終活をしたら不安になった
終活を考えたら不安になった。寂しくなった。心配ごとが増えた。そんな人もいます。
終活は体も心も元気な時に行うのが1番です。
自分の体調や心が安定しない時は終活はおすすめしません。自分が好きなこと。楽しく夢中になれることに集中しましょう。
不安な気持ちは溜め込まずに家族や信頼できる人に話をきいてもらいましょう。
家族の知らない過去を知ってしまった
終活で相続のために法廷相続人を確認するためには戸籍謄本を取り寄せ出生から死亡までの戸籍を取り寄せ調べる必要があります。
戸籍謄本はその人の生まれてから現在までの歴史を全て教えてくれます。
その時に戸籍謄本をみて配偶者が自分と結婚する前に実は結婚していたなどの事実を後から知ることもあります。
子供が親の相続人を調べていて自分の親がバツイチだったこと、養子だった、隠し子がいたetc などもよくある話です。
家族間で事前に話し合いがされていれば驚くこともありませんが初めて目にした場合は衝撃が大きいですね。
いずれにせよ相続が発生した時点で相続人を調査しなくては相続ができません。早くわかるか?後でわかるか?の違いです。大切なことがあれば事前に家族に伝えておくといざという時の心の準備ができます。
無駄なお金を使ってしまった
お墓を便利にするために納骨堂に引越したけど引越や手続き費用、入会費用、年間費がかかり無駄にお金を使ってしまった。というケースもあります。
維持費は見逃しがちです。広告だけの情報に惑わされずに自分がいなくなった後にいくらかかるのか?しっかり計算しておきましょう。
民間の金融機関が行う遺言信託のサービスも手数料だけで100万以上のこともあります。面倒なことを全てやってくれるのでとても便利なサービスに見えますが手数料がかなり高いので慎重に判断しなくてはいけません。
無理してサービスを利用するのはおすすめできません。
行政書士の先生に直接相談すればもっと安い料金で遺言書を作成することができますし、自分で手続きする余裕があれば公証役場へ出向き公正証書遺言を作成することもできます。(相談もできます)
また、お葬式やお墓にかかる費用を生前に預かり、サービスを提供する民間企業も増えています。その場合は必ず家族に相談しましょう。
何百万も預けていたのに全く知らなくてサービスを利用しなかったなどのケースもあります。死後の手族きをするのは残った遺族です。自分だけが覚えていても全く意味がありません。
入会する前に必ず死後の手続きをしてくれる人に相談し関係書類の保管場所の確認、契約などは一緒に行いましょう。
遺言書が揉める原因に
遺言で揉めるなんてお金持ちの話でしょ?とよく言われますがとんでもありません。
遺産額が大きいから揉めるわけではありません。ごくわずかな遺産でも人の心情が入ってくれば宝石1つでも揉めます。
そんなことにならないように遺言書の作成はとても効果的です。
ただし遺言書で注意したいのが遺族への配慮がない遺族を無視したような遺言書だったりすると大変です。
例えば介護でお世話になった人だけに相続したいなど(極端な例ですが、、)
配偶者やその子供には遺留分(法的に保障される相続の割合)があります。後々遺留分を請求し法廷で争うなどは本末転倒。手続きに1年以上かかるなどもありますから遺言書を作成する上で注意したいところです。
終活のデメリットを解決する方法
終活のデメリットを紹介してきましたがデメリットがわかれば注意するポイントがわかりますね。
終活のデメリットを解決するのに重要なポイントは6つあります。
- 生前の家族や親族とコミュニケーションが重要。報告・連絡・相談を忘れずに。
- 心配なこと不安なことはプロに相談(行政書士、司法書士、税理士、弁護士etc)
- 心も体も元気な時に終活をすること。
- 全てが自分の思い通りに行くとは限らない。残された遺族に任せることも大切。
- エンディングノートは何回やり直しても良い。
- 資格の勉強をして知識を身につける。
1番のトラブルの原因は報告・連絡・相談がされないことです。良かれと思って勝手に判断する。迷惑だと思って相談しないは後々大きなトラブルになります。
トラブルになりそうなことは早め早めに対策を打つことが重要です。対処方法がわからない場合は自分で専門知識を学ぶの一つです。急ぐ場合は専門家に相談するのも良いでしょう。
考えることがたくさんあって何から始めたら良いかわからない人はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
人生後半期を有意義に過ごすためには終活(1歩立ち止まって考えること)はとても重要です。ぜひこの機会に自分や家族とと向き合ってみてください。きっとその時間があとで役に立つことでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
終活アドバイザーのにしあねでした。