外国人登録原票が相続のために必要なので申請してくださいと言われて困っている人はいませんか?
こんにちは終活アドバイザーのにしあねです。
実際に、にしあねが相続人を特定するために「死亡した外国人登録原票」を申請した体験談を紹介します。
- 外国人登録原票とは何か?(種類がある)
- 外国人登録原票の申請方法や流れがわかる。
にしあねがお手伝いしたケースは亡くなった配偶者が日本で帰化していたケースです。もともと中国籍だったため日本の戸籍がありませんでした。
その場合、相続人を特定するために死亡した外国人登録原票が必要だと司法書士の先生に言われ申請することになりました。
外国人登録原票は司法書士や行政書士の先生でも申請することができません。
申請するにはいくつか準備、確認することがありました。
そんな実際の体験談を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
死亡した外国人登録原票を申請した体験談!
外国人登録原票は種類がいくつかあります。種類によって申請方法も異なるので参考にしてください。
外国人登録原票の種類
外国人登録原票には大きく2つの種類がありました。
生存している場合と死亡している場合の2種類です。
- 申請者本人が生存している場合は「外国人登録原票の写し」は本人のみ請求することができます。
- 亡くなった人については「死亡した外国人に係る外国人登録原票の写し」を配偶者や同居の家族、直系尊属,直系卑属又は兄弟姉妹、法定代理人が請求することができます。
死亡した外国人に係る外国人登録原票の写しは司法書士や行政書士の先生でも申請することができないので自分たちで申請する必要があります。
外国人登録原票の申請場所
外国人登録原票は現在は出入国在留管理庁で保管されています。
平成24年7月9日,「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律」が施行され,これに伴い,外国人登録法が廃止されました。このため,それまで市区町村に保管されていた外国人登録原票は,法務省に送付され,現在は出入国在留管理庁において保管されています。
出入国在留管理長ホームページより
場所は東京の新宿の四谷タワーの13Fになります。電話などの問い合わせもできますので手続きの確認などはこちらに問い合わせしました。
死亡した外国人に係る外国人登録原票を申請した流れ
にしあねがお手伝いしたケースは亡くなった配偶者が日本で帰化していたケースです。もともと中国籍だったため日本の戸籍がありませんでした。
相続人を調べるために配偶者(夫)が「死亡した外国人に係る外国人登録原票」を申請する必要がありました。
申請した流れは以下の通りです。
「死亡した外国人に係る外国人登録原票の写し交付請求」についてのページを確認
記入事項(請求者本人の名前、住所、死亡した方の住所、生年月日、死亡した年、外国人登録番号、在留カード、特別永住権証明書番号(わからない場合は不明でもOKでした。)氏名変更前の名前、国籍、西暦、いつからいつまでの資料が必要か(相続だったの生まれてから死亡するまで全てと記入して提出しました。)
請求者本人の確認できる書類のコピー(運転免許証、住民基本台帳カード、健康保険被保険者証など)、30日以内の住民票の写し、死亡した人の事実がわかる書類(配偶者は住民票でOK)、死亡した人が帰化したことがわかる書類(戸籍謄本など)
- 返信用のA4レターパックプラス
- 郵便切手(94円、140円、210円)記録枚数によって郵送代が変わってくるので円滑に進めるために予備で準備)
- 記入済みの交付請求書
- 必要書類全て(事前確認おすすめ)
請求から約40日後に請求者の自宅に届きました。
手続きはスムーズでした。返信用のレターパックプラスを準備して送っていたので予備で送付した切手も使われずそのまま戻ってきました。
- 請求者が高齢で不安な場合は代理の人の連絡先を欄外へ書いてOKでした。(電話問い合わせ済み)
- 返信用のレターパックプラスは手続きを円滑にしますが通常郵便でも可です。
- 切手代が足りない場合は後日送付することもある。
- 郵送ではなく窓口で請求することもできる。
- 手数料は不要です。(本人が請求する外国人登録原票は必要です。)
- 不明点があれば電話で問い合わせしましょう。
電話で問い合わせをする時は質問事項をまとめておきましょう。ちなみにレターパックは折って郵送しても大丈夫ですよ!
まとめ
死亡した外国人に係る外国人登録原票の写しは司法書士や行政書士の先生でも申請することができないので自分たちで申請する必要があります。
請求できる人は限られますが必要書類に記入して本人確認書類と返信用のレターパックプラスを準備をすれば安心です。
少しでも不明点や不安な点があれば電話で問い合わせしてみましょう。とても丁寧に説明してくださりますよ。
この体験が誰かのお役に立てたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうざいました。
それではまた。にしあねでした。