公正証書遺言を作成した体験談が知りたい!
こんにちは!終活アドバイザーのにしあねです。
公正証書遺言を作成したいけどメリットやデメリットはあるのかしら?実際に体験談もきいてみたい。
そんな悩みをお持ちの人はいませんか?
にしあねは実際に癌で余命宣告された親族(子供なし)が自分の家は兄弟5人のうち妹と弟の2名に相続させたい。そんなケースに関わり行政書士に依頼して約1ヶ月で公正証書遺言を作成しました。
- 公正証書遺言を実際に行政書士に依頼して作成した体験談がわかる。
- 公正証書遺言を作成する手順やメリットデメリットがわかる。
公正証書遺言を作成しようか?迷っている人はぜひ参考にしてください。
公正証書遺言を作成した体験談とメリットやデメリットを紹介!
公正証書遺言を作成した手順や体験談を紹介します。
公正証書遺言と自筆の遺言書の違い
そもそもなぜ?公正証書遺言を作成したのか?遺言は2つのパターンがあります。
- 自筆の遺言(遺言を残す本人)
- 公正証書遺言(交渉人が作成)
自筆の遺言は自由に書き残すことができますが法律の様式に合致していないと無効になってしまうことがあるんです。
また自筆証書遺言の場合、相続人(全員)が裁判所へ行き検認の作業が必要になってきます。
その点、公正証書遺言なら法律に関わってきた専門家が作るためきちんと整理された遺言書を作成することができ無効になる心配もありません。また自筆証書遺言のように家庭裁判所へ出向く必要もなく交渉役場に保管されるため紛失や偽造される心配もありません。
生涯に多くの時間を費やして築きあげた大切な財産をしっかり相続するためには公正証書遺言を作成するしかないと遺言者と相談して迷わず判断しました。
公正証書遺言を作成する流れ
我が家の場合は行政書士の先生に依頼をしました。
まずは先生と打ち合わせ。自宅に来ていただき公正証書遺言の説明、見積もりやどんな内容にしたいのか必要な書類の確認などをしました。
準備から作成まで一般的には2週間〜1ヶ月と言われますが今回のケースも約1ヶ月で作成することができました。
以降の流れはこのような感じです。
公正証書遺言を作成するのはもちろん個人で手配することもできますが交証役場に最低2回は遺言者と行く必要があります。
遺言者が高齢で移動するのが大変&体への負担を考えて外出の機会を少しでも減らしたい。
(今はコロナも心配)
そんな時は有料にはなりますが出張サービスや専門の先生に依頼する選択肢もあります。
にしあねの場合は身内が80歳以上の高齢だったので自宅まで行政書士の先生に来ていただきました。
交渉役場へ行ったのは最後の確認の1回のみです。おかげで時間も1時間もかからず体に負担なくスムーズに手続きができました。
また行政書士の先生にお願いしたことで公正証書遺言作成はもちろんのこと様々な必要書類を集めてくださったり証人になってくれる人(相続人以外に2名必要)を探したり紹介してくださったのでとても助かりました。
また「こんなケースはどうなるの?」などの質問にも確実にアドバイスがもらえるのでしっかり遺言書を作成したい場合にはプロにお願いするのが間違いないなと思いました。
また仕事や子育てで忙しい人、時間を急ぐ人にはとてもありがたい存在です。
公正証書遺言を作成するのに準備すること
公正証書遺言を作成するために必要な書類がいくつかあります。
- 相続人(全員)の戸籍謄本
- 遺言者本人の戸籍謄本
- 遺言者本人の印鑑証明書
- 登記事項証明書(不動産あり)
- 固定資産税の課税明細書(不動産あり)
- 預金通帳の写し、保険証券、その他、財産目録etc
- 証人2名手配(行政書士手配可能)
- 必要に応じて住民票
戸籍謄本、住民票、登記事項証明書、証人2名の手配は行政書士の先生にお願いできました。
ここまで揃えてたたき台がようやくできます。
公正証書遺言の費用
気になるお金の問題ですがにしあねが独自に調べたところ
- 自分たちで交証役場に行く場合 15万前後
- 専門家にお願いする場合 20万〜30万(財産にもよります)
かかったお金は遺言者が亡くなった後に故人の銀行口座より入金されるなどの内容も遺言書に書くこともできるので万が一資産があっても現金がないなどの場合は一度は立て替える必要があっても後日清算されるので気持ち的に安心です。
公正証書遺言は誰が作る?
公正証書遺言を作成できるのは?
- 弁護士 (法律のプロ/費用が高い)
- 司法書士 (不動産登記のプロ)
- 行政書士 (遺言書作成のプロ/費用安い)
- 税理士(相続税の申告が心配なら)
あくまで個人の見解ですが「遺言書作成」に関しては行政書士の先生は弁護士より専門性が高いので安心して依頼できました。
公正証書遺言のメリット
公正証書遺言のメリットは先ほども少しお話しましたが
- 形式の不備などで無効になることがない。
- 遺言公正証書の原本は公証役場に保管されるので偽造や紛失の心配がない。
- 裁判所の検認が不要なので死亡後に遺言書の内容をすぐに実行できる。
公正証書遺言のデメリット
公正証書遺言を作成するデメリットは何と言ってもその費用でしょう。
自分達で準備や手配して最低でも15万前後は覚悟する必要がありますが多くの遺産がありその後多くのトラブルを事前に回避することができるのであればその費用も決して高くはないのかもしれません。
公正証書遺言を作成して良かった!
にしあねは実際に癌で余命宣告された親族(子供なし)が自分の家は兄弟5人のうち妹と弟の2名に相続させたい。そんなケースに関わり行政書士に依頼して約1ヶ月で公正証書遺言を作成しました。
遺言者本人が長い人生の中でたくさんの時間を費やし築きあげた遺産です。遺言者本人の希望通りに叶えてあげるためにも公正証書遺言は不可欠でした。
特に民放で決められた法定相続人が何名かいる場合は相続のトラブルを防ぐためにも公正証書遺言を作成したことはとても良かったと思います。
事実、遺言書があるおかげでトラブルなく裁判所へいくこともなく遺言者の願った形にすることができました。
「これで安心だなあ〜。」と言った親族の顔が今でも忘れられません。
これから身内で遺言書の作成をするか?悩んでいる人にこの記事がお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。にしあねでした。